創作継続論―いかに着手のハードルを低くするか― 144時間地点
元も子もないですが、よくある創作継続論で、よくある結論になっています。
ただ、少しだけ違うのは今までを振り返って「やってよかったことを並べる」だけではなく、「これからやっていくこと」について、実際に創作を続けながら現在進行形で模索していく連載記事にする予定です。
詳細な記録をつけながら創作をやろうとしているので、ぜひその記事も見ていただけると嬉しいです。
さて、ここからはよくある話。創作を始めて144時間経過した時点で、実際試したことと解説・感想。
物理的ハードルを下げる
これが地味に一番効いているかもしれない。自分がやったことは
創作用PCを毎回シャットダウンから
→常にスリープ状態
→DAWは開きっぱなし(音楽)
→クリスタは開きっぱなし(イラスト)
→Obsidian開きっぱなし(小説)
・画材とスケッチブックを毎回しまっていたの出しっぱなしに
・MIDIコントローラーや電子ピアノも出しっぱなしに
これでかなり変わった。人間たった一つ工程挟むだけでも初動のめんどさを結構増長してしまう。
スケッチブックにいたっては最近は閉じずに、次に描くページを作業の最後に開いておくようにしている。
心理的ハードルを下げる
物理的ハードルを下げたら次は心理的ハードル。これも口酸っぱく説かれているやつ。類似で完璧主義をやめるとか。
とりあえず制作しなくていいから「線を一本でも引く」「一音でもノーツを打ち込む」「一文でも書く」という話。
僕の場合は「イラスト制作」「楽曲制作」「小説執筆」という割と大きいブロックを分割して考えることにした。「イラストを完成させる」が目標だと「10時間単位の作業か…」と思って腰が重くなる。それを「構図だけ考える」「ラフだけ描く」「線画だけ」「下塗りだけ」…と分けると心理的ハードルは下がる。そして一度手をつければ勝手に次の工程に進めていたりする。習作と割り切るなら各工程に時間制限を設けるのもありだと思ってる。「明確な終了時間」がある作業は圧倒的に着手しやすい。
無駄な時間を削る
全現代人は暇になるとスマホ触っちゃいますよね。わかります。僕は気づいたらXを開いている時間が多かったので、その時間がまず削れると判断。
小説のインプットを増やしたかったので、Xを開いたら意識的に読みかけの小説を開くようにしている。とりあえず開くことを目標にしていて、開いただけでそのまま閉じることもある。癖のようにXを開く動作を、本を開く動作に置き換えたい。形から入るのも大事。加えてアプリの使用時間制限もかけている。
時間を作る=既存の時間を削ることなので、何が自分の生活で無駄に時間を消費しているかを特定して、有意義な時間に代替するかは重要。
ポモドーロ・テクニック
これは向き不向きがあるが、僕には結構あっていた。かいつまんでいえば、「人間が休まず集中できる時間には限界があるので、一定時間作業して、一定時間休憩するというサイクルを繰り返しましょう」というもの。
僕は
(25分作業→5分休憩)を4セットしたら20分の長休憩
のサイクルでやっていた
5分の短めの休憩のときは、軽いストレッチや掃除、次の作業どうしようかな~と考えるくらいにするのが多分ポイント。SNS見たり別の作業をしてしまうと脳に負荷がかかるし、元の作業に戻りにくい。
何よりのおすすめポイントは、ストレッチを挟むため座りっぱなしにならなくなること。座りっぱなしは健康被害が本当に大きい部類なので、せめて家で創作するときくらいはダメージを抑えたい。
ポモドーロを実践するにあたってFlowというiOSアプリが非常に使い心地が良かったのでおすすめ。僕は個人的な理由で創作の時間を計測する必要がでてきたのでポモドーロはやらなくなった。
外部締め切りを設ける
まだまだ期限ありそうな公募を探していて、「まだ半年以上あるしハヤカワSFコンテストに応募したいな~」と漠然と考えていた。そのときに書き始めていた小説を出すぞ!と思っていたが二週間くらいで書かなくなった。
そして、締め切りの一ヵ月前まで存在を忘れかけていたもの、「出すって決めてたしな」と重い腰を上げて、一ヵ月弱で初めての長めの小説を書き上げた。書き始めて「あれ? 時間足りなくない?」と気づき、けっきょく締め切り前日のギリギリまでずっと書いていた。
自分で立てた目標はやろうと思えば期限をいくらでも先延ばしにできてしまうが、公募やコンテストの締め切りは動かせない。明確な目標に向かって努力できるのも大きいメリット。
まとめ
とりあえずは習慣化できてしまえば勝ちだと思っている。日記を6年書いているので、体感としてもそうだと思う。一度習慣化したものは、ちょっと離れてもまたすぐに戻ることができる。実際、忙しい時期は日記を書かなくなっていたが、落ち着いたらまた書き始めた。問題は習慣化するまでの道のりをどうするか。
現状まだまだ不調だったり、忙しかったり、単純に面倒だな~という理由で創作をサボるときがけっこうある。それらを今後新しいやり方を模索しながら、潰していきたい。とりあえずはずっと手を付けられていなかった創作を少しずつやり始めることができたので、次の目標は「創作ゼロの日を無くす」こと。